- さり
- I
さり【然り】〔動詞「あり」に副詞「さ」が付いた「さあり」の転〕そのとおりである。 そうである。
「『おい, ~・り。 おい, ~・り』と, うなづきて/源氏(玉鬘)」「いき通ふ所出できにけり, ~・りけれどこの元の女, 悪しと思へるけしきもなくて出しやりければ/伊勢23」
〔似た意味の語として「しかり」があるが, 「しかり」が主に漢文脈で用いられるのに対し, 「さり」は和文脈で用いられる〕→ さらず→ さらん→ さりとて→ さりとは→ さりとも→ さる(連体)IIさり【舎利】⇒ しゃり(舎利)(1)
Japanese explanatory dictionaries. 2013.